「ゴミを捨てない、捨てさせない地域づくり」をテーマに、平成2年から始まった「クリーン但馬10万人大作戦」が6月7日午前8時より行われました。ここ朝来市も、5月31日と昨日6月7日の2日間に分けて行われ、市民の方々がゴミ袋を一人ひとつずつ提げ、道路、河川などに捨ててある空き缶、紙くず等を拾ったり、河川、堤防、路肩等の除草をしたりとか、半日かけて作業を行いました。この事業が始まって20回目になりますが、毎年天候には恵まれて昨日(6月7日)も少し曇り気味でしたが、暑くもなく作業をするには絶好のコンディションでした。私は建設業者ですので、会社からダンプを出し、皆様が集めてこられたゴミを積込、処分場まで運搬してきました。私が収集する地域はほんの小さな範囲ですが、それでも2トンダンプに、いっぱいになりまりました。このクリーン作戦が始まった当時は4トンダンプでいっぱいになっていたことを思えばやはり回収量は減ってきています。但馬全域でも、ありがたいことに、毎年少しずつですが、ゴミの量は減ってきているようです。自分の住んでいる町を自分たちの手できれいにするというのは、たいへん素晴らしいことだと思います。2000年にアメリカのシアトルに10日間、住宅の研修に行ったときたくさんの住宅と住宅街を、見学してきましたが、どこの住宅街も、ゴミひとつ落ちていなく、たいへん美しく整備されていました。それもそのはず、それぞれの地域によって、そこの住民がその地域に合った条例を決めていて、例えば庭木の種類を統一する、庭の芝生の長さは10cmを超えてはならない、といったように自分たちの手で美しく治安の良い街作りをし、そして自分たちの街の価値観を上げているのです。現在、環境問題が執り立たされていますが、まずは、自分たちの身近な街の清掃、環境作りから、始めればと思います。ゴミを捨てない習慣はもとより、1年に一度のクリーン作戦ではなく、毎日がクリーン作戦であるように心がけたいものです。
クリーンな町づくり
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