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産業界の責務

産業界の責務

2009 年 9 月 30 日(水) 8:00 AM 投稿者:松本 央

先日の新総理の「CO2を25%削減」の発言は、各所に波紋を及ぼしています。EUでは絶賛されているそうですが、対照的にCO2の半分近くを排出する産業界からは反発が起きています。

わたしもその産業界の一員なわけですが、総理の発言には賛同したいと思います。ただ、目標を掲げただけで、何もなしでは賛同しません。

例えば、ハイブリッド車などのエコカーは、減税や補助金で消費者に購買意欲を与えました。これにより、一般の車に比べCO2も削減でき、なおかつ自動車産業に少し活気が出て経済効果もあり、一石二鳥でした。家電のエコポイントや、太陽光の補助金もそうですね。

産業界にも同じ手法を取り入れるとよいと思います。

たとえば、企業には、毎年自社の生産活動により排出したCO2量を報告させ、規定をクリアした企業には法人税を減税する(不達成者に罰金では、更に反発になると思うので)、みたいな事が考えられると思います。(ただ、集まった報告書の確認の人件費など、いろいろ問題が出ますが。)

また最近では、カーボンオフセットといったものも出現しています。そういったものも大いに活用したいです。(カーボンオフセットについては近々触れたいと思います。)

これからの新政権の手腕に大いに期待したいです。あれだけ政権交代を大々的に訴えたのだから、間違いなく何かやってくれるはずです。

CO2削減には、私たち個人レベルでもできるはずです。普段何気なく生活している中で、ちょっとしたことで無駄なCO2を増やしています。「無理」という前に、私たちひとりひとりが意識を持って行動すれば、不可能ではないはずです。

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